夢の中で。

2013年10月16日 恋愛
夢の中に、君が出てきた。

仲直りをしているところだったのかもしれない。

話の内容は忘れてしまったが、温かい雰囲気が辺りを包んでいた。

彼女がよくする照れた笑いに、僕はなつかしさのようなものを感じた。

目覚めると、喪失感が漂っていた。君の力は偉大だ。



夢の中に、君が出てきた。

現実世界では忘れてしまいそうになるけれど、夢の君はとてもリアルだった。

触ったときの体温や、近づいたときの匂いまで、鮮明に再現されていた。

同時に、それらを今でも覚えていたことに驚き、また嬉しくもあった。

君が僕の中で生きてくれていたんだと実感した。

それは何でもない、ごく「普通」の出来事であったが、

今ではその「普通」すら味わえない。かなしい夢じゃなくてよかった。

目覚めると、温かみが残っていた。僕は泣いていた。

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